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形成外科(皮膚腫瘍・皮膚癌)

皮膚の構造・癌の発生

皮膚の構造・癌の発生

皮膚は表面に近い部分から表皮、真皮、その深部の皮下組織の3つの部分に大きく分かれます。

さらに、表皮はいくつかの層に分かれますが、これを表面に近い浅いところから順に角質層、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)と呼んでいます。

表皮最下層である基底層は真皮と接しています。
真皮には、血管、神経、毛包(毛嚢:もうのう)、脂腺、汗腺、立毛筋などの組織があります。

これらの組織を構成する細胞が悪性化したものを総称して皮膚がんと呼びます

皮膚がんの統計

年齢別にみた非悪性黒色腫皮膚がんの死亡率は、男性で60歳代、女性では70歳代から増加。 死亡率の男女差は大きくありません。
非悪性黒色腫皮膚がんの罹患率は、日本は欧米より低い傾向にあります。

注意すべき状態

皮膚の異常は内臓と違って目で見てわかりますので、皮膚がんは早期に自分で発見できる可能性が高いといえます。
強烈な太陽光線(紫外線)を浴びすぎたり、放射線の大量被曝(ひばく)が皮膚がんを引きおこすことはよく知られています。
何十年も前に跡を残して治ったやけどや外傷の瘢痕(はんこん:きずあと)、長期間にわたる感染症の反復(同じ場所におできができたり治ったりを繰り返すこと)から皮膚がんが発生したり、ほくろや湿疹だと思っていたものが実はがんである場合もあります。
新しく皮膚にできたものや、今まであったものが急速に変化してきた時には、針で刺したり、カミソリで削るなどの刺激を与えたり、自己流で治療しようとしたりせずに、早めにお近くの皮膚科の診察を受けることが大切です。

皮膚がんの疫学

皮膚がんの疫学

皮膚がん発生数は、いずれにおいても増加しています。
年々増加している理由として、皮膚がんの好発年齢にある高齢者人口が増加し続けているためと推定されます。
皮膚がんの発生に大きな影響を与える因子として日光に含まれる紫外線が挙げられます。
もちろん、紫外線とは関係ないがんもありますが、多くの種類の皮膚がんが太陽からの紫外線を浴びることにより発生しやすくなります。

日光角化症はその名のとおり、紫外線でケラチノサイトの遺伝子が傷つけられることが原因となって発生。従って、長期間日光にさらされてきた高齢者の顔面、手や指、腕のひじから下の皮膚などに好発します。

  • 皮膚がんの疫学

ボーエン病の一部も同様の原因で発生しますが、多くは紫外線とは関係のない体幹(胴体)に発生します。日光角化症よりはやや若い40歳以上の人に好発し、手や外陰部のボーエン病にはイボの原因となるウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)の感染によって生じるものもあります。

  • 有棘細胞がんは、古いやけどや外傷などの傷あとからも発生しますが、最も多いのは高齢者の顔面や手、指など日光に長年さらされてきた皮膚からの発生。
  • 基底細胞がんも衣類で覆われている体幹の皮膚に生じることがありますが、やはり長期間日光を浴びた顔面に多く発生します。
    また、脂腺母斑という頭部に好発する生まれつきのあざから発生することもあります。
    一方、乳房外パジェット病では紫外線は影響しません。
    やはり高齢者に多く、もともとアポクリン汗腺が分布するわきの下、外陰部、肛門周囲といった特定の部位に発生し、顔面や手などにはほとんど生じません。
  • 悪性黒色腫(メラノーマ)も紫外線の関与が比較的少ない悪性腫瘍です。
    好発部位には人種差があり、
    日本人では手足や爪に発生するタイプが最も多く、特に足の裏と爪に発生する頻度が高くなります。
  • しかし、紫外線も発生に影響を与えることは確かです。
    高齢者の顔面に発生するタイプもあり、顔のしみだからといって安心はできません。
    また、これまでに述べた他のがんに比べ若い年齢から発生します。小児期における発生はまれですが、思春期以降は少なくなく、30歳代、40歳代がかなり多いのが特徴です。

    紫外線と皮膚がん

    代表的な皮膚がんの中で乳房外パジェット病以外は、すべて大なり小なり日光に含まれる紫外線ががんの発生に関与します。
    皮膚を紫外線から防御する能力と浴びた紫外線の強さ、量、さらされた期間などが、皮膚がんになりやすいかどうかを左右する要因となります。
    皮膚には紫外線から細胞を保護するメラニン色素がありますが、この色素の少ない白人は紫外線関連の皮膚がんになりやすく、色素を大量にもつ黒人では皮膚がんの頻度は少なくなります。
    日本人などの黄色人種はこの中間です。
    また、同じ白人でも本来の国土に住んでいる人よりも、赤道に近い日差しの強い地域に移住した人の方が皮膚がんになりやすいことも知られています。
    紫外線から防御する能力は生まれつきの皮膚の色ばかりでなく、紫外線を浴びた後の皮膚の反応も関係します。

    皮膚がんの予防

    ヒトに発生する多くのがんは予防することが困難ですが、皮膚がんでは太陽光線に含まれる紫外線が誘因となるものが多いため、紫外線を防ぐことが予防法として重要です。
    人間が生涯に浴びる紫外線の50%以上は18歳までに浴びるといわれているため、子供のころから日焼け止めや帽子を使用し、日差しを避ける習慣を身に付けることが大切。
    頭髪が薄くなった男性では頭部に表皮内がんが多発することがあり、大人になってから浴びた紫外線も十分に癌の発生につながることを裏付けています。
    紫外線は生涯継続して防ぐ必要があるわけです。
    (出典. 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター、KARADAナビ)

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