にきびの原因
皮脂は、皮脂腺から分泌されて毛包を通り毛穴から排出されます。
皮脂の分泌が適度である限りは、皮脂には皮膚の潤いを保つという重要な役目があります。
しかし、分泌が過剰となったり、毛穴の入り口が汚れや古い角質によってふさがってしまうと、毛包内に皮脂がたまってニキビとなります。 そこにアクネ菌が感染すると、化膿し、炎症を起こしてしまいます。
喫煙や睡眠不足、便秘、ストレスなども酸化作用がありますので、ニキビを悪化させる原因となります。
にきびの治療
保険内
1)抗生剤治療
にきびの化膿がひどい場合、アクネ菌など、にきび菌に有効な抗生剤の投与を行う治療があります。
数日間、投与あり。
2)抗炎症剤治療
にきびの炎症がひどい場合、抗炎症剤を投与する治療があります。
3)漢方薬治療
にきびに効果のある、漢方薬を使用します。
漢方薬による、にきび跡治療で特徴的なのは、体質や気質により使い分け処方されるということです。
【代表的な、にきび用漢方薬】
- 清上防風湯
- 黄連解毒湯(赤ら顔で、熱のこもっている人向け)
- 加味逍遥散(生理時にニキビが出るという人向け)
- 大黄甘草湯(便秘により、にきびが発生していると考えられる人向け)
4)便秘治療薬
便秘は、万病の元です。消化器官を、正常にします。
5)軟膏
抗生剤、抗菌剤、抗炎症剤入りの軟膏が、処方されます。
他にも
内服薬(保険適用)
抗酸化作用を有し脂質分泌を抑える各種ビタミン剤、皮膚炎を抑える漢方薬、化膿を沈静化させる抗生物質などを処方します。
外用療法(保険適用)
ニキビ治療には、ある程度の治療期間が必要であり、自宅でのケアも重要となります。
スキンケアと一緒に外用剤を使用し、ニキビの出来にくい肌を作り、さらにニキビあとを綺麗にしていきます。